昔から日本の家には和室があり、日本人は馴染みがあると思います。
しかし近年ではフローリング主体の住宅が増えて、畳の良さすら肌で感じる機会がない子供が増えてきました。
日本の大事な文化を途絶えないように、この記事で少しでも興味を持ってくれる人が増えると嬉しいです。
それでは「和室」のメリットを紹介していきます。
様々な用途で活躍する
家族団らんの居間、手軽に使用出来る客間、寝室、子育てスペースなど
様々なシーンで多目的に使えるのが「和室」です。
居間
・畳にはクッション性があるのでそのままゴロンと寝転んでも気持ちがいいです。
・素足で歩いても問題ありません。
・家族団らんで食事が楽しめます。
客間
・座布団があれば座れることができるので椅子を準備する心配がない。
・宿泊客の場合、敷布団で寝床を早急に用意することができる。
寝室
・寝心地が良い
・敷布団をしかない時はスペースを合理的に使用することができる。
子供部屋
・オムツ替えがしやすい
・畳の柔らかなクッション性が赤ちゃんの体に優しい
・ベットから落ちる危険性がない
意外と知らない畳の性能
和室に使われている畳には多くの性能があることはご存知ですか?
今回は6つの性能について紹介します。
メリット①
リラクゼーション効果
「い草」の芳香成分 | 効果 | 含有量 |
フィトンチッド | 殺菌効果があり微生物の活動を抑制する作用 | 20% |
ジヒドロアクチニジオリド | 茶のような香りを持ち、フレグランスとして使用されている | 10% |
バニリン | バニラ特有の甘い香りからアロマテラピーに使用されている | 6% |
和室で育つと頭が良くなると言われているのは、和室にいるだけでリラックス効果から自然と集中力が高まるからです。
メリット②
空気の浄化機能
い草の断面には無数の穴があり、有害物質(二酸化炭素、アセトアルデヒト)嫌な匂い(タバコ、ペットの匂い)を吸収してくれます。
畳は、健康に気をつけている方にもお勧めできます。
メリット③
除湿効果
和室は、夏は涼しいイメージがありますが冬は寒いイメージがあります。
”畳は呼吸している”
畳は天然のエアコンと言われています。夏に溜め込んだ湿気を冬に少しずつ放出しているので冬は暖かく快適に過ごすことが出来ます。
メリット④
クッション性
柔道や空手などに使用されているように、畳はクッション性があり衝撃を吸収してくれます。
メリット⑤
防音性がある
畳の繊維1本1本に空気が含まれているので、隙間に入り込む音を遮断、拡散する効果があります。
フローリングなどに比べると足音がしないのはそのせいです。
メリット⑥
難燃性
畳は建材などに重宝される代物です。水分を含んでいたり、層になっている構造 、耐火素材の使用から燃えにくくなっています。
これらのように性能を挙げるとどんどん出てきます、長く愛される理由が理解できます。
和室のデメリット
いい面ばかり伝えても意味がないので和室のデメリットも紹介していきます。
デメリットを理解することで、対策をしっかり考えることができより快適に和室で過ごせること間違いなしです。
和室の1番のデメリットは「メンテナンスが必要」なことです。
カビやダニが発生しやすくなります。
対策として3つを紹介します。
①掃除
②除湿
③換気
これらをしっかり欠かさずやれば快適に過ごすことが出来ます。
また、畳のメンテナンス用品もありますので久田畳材にご相談ください。
まとめ
和室には長く愛され続けてきた理由があり、今回は和室の素晴らしさを知ることが出来たかと思います。デメリットにも挙げましたが、お手入れの仕方を間違わなければ、かなり快適に過ごすことが可能です。これからも畳の良さなどをどんどん伝えていきます。
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