Point① 日本の四季に対応した優れた床材
夏はサラサラでべたつかず、冬は暖かい畳。
普段の生活の中で当たり前のように使用している畳ですが、畳の良さについては中々意識しないものです。
先人たちの知恵により、春夏秋冬、季節の変化がある日本の環境でも快適に過ごすことができます。
Point② 畳の除湿機能
畳は夏などの湿気がある時は空気中の※水分を吸収し、冬の乾燥した時期には水分を放出する機能を持っています。
自然に部屋の湿度を調節してくれることからまるでエアコンの様な役割を果たします。
高温多湿の日本の住まいには優れた吸保湿性です。
※ 畳には約3Lの吸湿機能があると言われています。
Point③ 防臭・浄化機能
畳は「呼吸」をすると言われています。
畳の材料として使用されている「い草」はスポンジの様な構造をしているのでたくさん空気を取り込むことが可能です。
人体に害のある二酸化炭素(CO2)やシックハウス病の原因とされているホルムアルデヒトなどの有害物質を吸い込んで吸着することにより空気を浄化する機能を持っています。
Point④ 防音機能
畳には防音機能も発揮します。
い草やワラの構造として、無数の空気の層があるため音を吸音・防音する効果があります。
ただし、優れた防音効果を発揮するのは、ワラでできた床であり、現代が多く使用されている軽量の化学床などは効果があまり期待できません。
Point⑤ リラクゼーション効果
「い草」には下記の様な成分があり、殺菌効果・リラクゼーション効果があります。
「い草」の芳香成分 | 効果 | 含有量 |
フィトンチッド | 殺菌効果があり微生物の活動を抑制する作用 | 20% |
ジヒドロアクチニジオリド | 茶のような香りを持ち、フレグランスとして使用されている | 10% |
バニリン | バニラ特有の甘い香りからアロマテラピーに使用されている | 6% |
畳の部屋で勉強すると頭が良くなると言われているのは、リラックスすることにより脳の集中力が倍増するからです。