私たちは、畳の上に座る時、安らぎを感じます。

長い歴史を持っている畳は、空気の浄化作用、耐久性、安全性、快適性などさまざまな利点があります。

これらの性質から畳は四季の変化に富み、高温多湿という日本の気・風土適した敷物であるといわれています。

そんな畳の材料である「い草」の出来るまでをご覧下さい。


1.植え付け

12月上旬からい草移植機で植え付けます。い草は種から育つものではありません。株分けを2回くり返して育てる作物です。本田で育てられた、い草のみ製品になります。

2.先刈り、肥料

無事に育て上げられたい草は、収穫の70日前から肥料を与え始めます。さらに収穫の65日前(5月上旬)には、いぐさの先端を刈り払って、新芽の発芽を促します。


3.網張り

い草が倒れないように網をかけます。この時期のい草は、1日4〜6㎝伸びるので、成長の度合いに合わせて何度も網の高さを調整します。

4.収穫

最初のノア絵の植え付けから約1年8ヶ月後(6月下句から7月中旬)、ようやくい草が収穫されます。


5. 泥染め、乾燥

収穫されたい草は、いぐさ独特の色、香り、光沢を出すために天然染土で泥染めし、16時間程度乾燥させることで畳特有の香りや性能が一層際立ちます。

6. 選別

製織する畳表の銘柄にあわせて、選別機に通し長さごとに振り分けます。さらに傷や枯れの見落としがないかどうかを一本一本人の目で確認します。


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